「AIで物事を調べるようになった今、SEO対策は意味のないものになった」
「これからはSEOよりもAIO対策の時代」
こんな声を聞き、不安に思っているWebライターもいるのではないでしょうか?「SEO意味ないの?じゃあもうSEO学ばなくてよい?」などと疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では「AI時代におけるSEO対策は意味ないのか?」というテーマを解説します。Webライター8年目の現役が、現場状況を踏まえたうえで、今現在の考えをまとめました。
そもそもSEO対策とは?

SEOとは検索エンジン最適化のことですね。一般的にはSEO対策は、「Google検索などで上位に表示させるための対策」を指します。
Googleは検索順位をどうやって決めているのか。人間はサイトの中身を1つずつチェックして、「これはよいサイトだ」と思ったものから上に表示させているのか。
いえ、そうではありませんね。検索順位は人間ではなく、機械が自動的に決めています。このことは、多くの方が知っているはずです。
ただ、「なんとなくこういう基準で決めているのではないか?」という仮説があります。あくまで仮説です。
その仮説を元に、サイトが上位表示されるための戦略を練る。これがSEO対策の基本、というわけですね。

SEO対策に「明確な正解」があるわけではないんです。正解を誰も知らないんです。知らないながらも、こうなんじゃないか、ああなんじゃないかと必死で仮説を立てて、みんなで情報交換をしながら、最強のSEO対策を考えています。
AI時代にSEO対策が意味ないと言われる理由

AI時代にSEO対策が意味ないと言われる理由として、次の2つが挙げられます。
- AIが便利すぎて検索しなくなるから
- AIO対策の方が重要だから
ひとつひとつの理由について詳しく見ていきましょう。
AIが便利すぎて検索しなくなるから
最近はGoogle検索ではなく、AIで物事を調べる人も増えてきています。たとえば、チャーハンの作り方を知りたいときは、「チャーハンの作り方」で検索するよりも、AIに直接聞いた方がすばやく回答を得ることが可能です。
仕事であれば、AIのおかげで調べる時間が少なくなれば、その分資料を作ったり、営業の電話をかけたり、他の作業にリソースを注げます。
AIO対策の方が重要だから
これからの時代は、「SEO対策よりもAIO対策が重要だ」と言われることもあります。なぜなら、先ほど解説したように、Google検索をする人が減っていくと思われるからです。
AIOとは、AIに自社サイトを引用させるための戦略のことです。AIがサイトを引用してくれれば、AI経由で自社サイトを見てくれる人が増えます。
だから、SEOよりもAIOの方が大切だ、と言われているんですね。
AI時代にSEO対策が意味ないとは言えない理由

AI時代にSEO対策が意味ないと言われる理由を紹介しました。
しかし、Webライターとして活動している私からすると、SEO対策はまだまだ使えます。その理由として次の2つが挙げられます。
- 検索する人はする
- AIに参照されるには上位表示が結局必要
どうして私が「SEO対策はまだいける」と思うのか詳しく解説しましょう。
検索する人はする
Google検索するよりもAIで調べる人は確かに増えていくでしょう。一方で、AIを使わずにGoogle検索する人も一定数はいると思われます。
世の中には、最新技術についていけない人もいます。AIを「なんとなく使いたくない」と思っている人もいます。ChatGPTやGeminiの使い方が分からない人もいます。
こういう人たちがいるため、Google検索は使われ続けます。
SEOは昔に比べて需要は確かに減っていくでしょうが、Google検索を使う人が絶滅するわけではないので、「需要が0になる」というわけではありません。
AIに参照されるには上位表示が結局必要
SEOよりもAIOの方がこれからの時代は確かに大事かもしれません。ただ、AIに参照されるには、結局Google検索で上位に表示させる必要があるんですよね。
もちろん、上位表示されなくてもAIに参照される記事はあります。ただ、「AIによる概要」を見ても分かるとおり、多くの場合は上位表示されている記事が参照されています。

私としては、AIO対策は「SEO対策の次のステップ」であると認識しています。SEO対策がまず土台としてあり、AIO対策はその次にやるべきこと、ということです。
AIO対策の前にSEO対策をやらないといけないので、SEOの技術が腐ることはありません。
とはいえWebライターはSEOだけだと厳しい

AI時代にもSEO対策は十分意味があると言えます。とはいえ、SEO対策だけで今後戦っていけるかと言われると、厳しいです。
というのも、そもそもAIの影響で、単純なSEO記事ならすぐに書けるようになってしまったので、その分、Webライターに求められるスキルのレベルが上がっているためです。
あと、そもそも論、SEOはあくまで「テクニックの1つ」に過ぎません。

私としては、AIO対策は「SEO対策の次のステップ」であると認識しています。SEO対策がまず土台としてあり、AIO対策はその次にやるべきこと、ということです。
ようするにSEO対策は、予備校で教わる受験対策と同じなんですよね。「この大学の数学の試験では〇〇の問題が多く出されるから、この解法を暗記しておこう」みたいな。
もちろん、SEO対策によって、1つでも上の順位の獲得を目指すことは大切。
しかし、SEO対策よりも先に、記事の質自体を向上させないといけません。記事の質が低ければ、どんなにSEO対策が完璧であっても、上位表示させるのは厳しいです。
小手先のSEOスキルだけでなく本物の技術を磨くべき

WebライターはSEOスキルだけでなく本物の技術を磨いていくべきです。
たとえば、次のような技術はWebライターのコアスキルと言えます。
- 文章力
- 読者の悩みを深く知る能力
- 文章のビジュアル化能力
文章力
「Webライターにもっとも必要なスキルは何か?」と聞かれれば、私は迷いなく文章力を挙げます。なぜかというと、ライターは文字通り「書く仕事」だからです。
「Webライターは文章力が1番大事」と言うと「そんなことないよ」という人もいますが、なんでやねんと思います。
たとえば、「飛行機のパイロットにもっとも必要なスキルは何か?」と聞かれれば、多くの人が「飛行機の操縦」と答えるでしょう。他の職業でもそうなはず。

でも、なぜかWebライターに関しては、「営業力が1番大事」とか「結局のところはコミュニケーション能力」とかいう人がたくさんいます。
確かに、営業力もコミュニケーション能力もめっちゃ大事です。でも、「そういうことじゃなくない?」って思います。あくまでそれらは補強スキル。コアとなるスキルは文章力でしょうと。
AI時代だろうと、これは同じことです。どんな時代になっても、Webライターのコアスキルである文章力を、愚直に磨いていく必要があります。
読者の悩みを深く知る能力
Webライターには、読者の悩みを探す能力も必要不可欠です。「SEO記事というのは、読者の悩みを解決することに特化した記事」とも言い替えられます。
Google検索する人の多くは、何らかの悩みや疑問を持っています。悩みや疑問をいち早く解決する記事を書くのが、Webライターの仕事です。
そのためには、読者の悩みを深く知る能力が欠かせません。「〇〇」で検索する読者は、何に対して悩んでいるのか、解像度が高いライターほど、質の高いSEO記事を作成できます。
だからこそ、読者の悩みを深く知る人間が、AIが出力した記事を修正する必要があります。
文章のビジュアル化能力
AI時代においては、文章をビジュアル化する能力もより求められます。
- リストや表形式でまとめて分かりやすくする
- 文章を図やグラフで説明する
- 文章を漫画やイラストで説明する
Webライターは今後、こういった能力を磨いた方がよいと思っています。というのも、今の時代、AIを使えば文章をビジュアル化するのは難しくないからです。
AIを使えば、重要な情報を表でまとめたり、文章を図に表したり、漫画にしたりといったことは、割と簡単にできます(ある程度コツはいりますが)。
特に、文章を漫画にするなんて、絵が描ける人しか昔は無理でした。今なら、簡単な漫画ならAIを使って作成できる時代です。
でも、SEO記事であれば話は別なはず。SEO記事の目的は「悩みをいち早く解決すること」なわけですから。そのために、イラストや漫画を用いるのは悪くないはずです。
というわけで、Webライターは文章のビジュアル化のスキルを磨きましょう。
まとめ

AI時代においてもSEO対策は十分意味があります。
AIに参照させるには、そもそも検索で上位表示される必要があり、そのためにはSEO対策が必要です。また、AIO対策とSEO対策は重なる部分も多くあり、SEO対策を行うことによって、AIO対策も部分的に行うことができます。
AIの進歩がどれだけ早くても、人間の生活に浸透しなければ、受ける影響は限定的です。

ただし、だからといって安心してよいわけではありません。AIで記事を書くことが増えてきた今、Webライターは今後さらに高い技術を求められます。SEOスキルはもちろんですが、基礎となる文章力や読者の悩みを探す能力なども鍛えていくことが肝心です。

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